浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
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【2016年2月4日】第23回口頭弁論期日・第17回仮処分進行協議期日が開催されました

2016 年 2 月 4 日 木曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

<本訴の第23回口頭弁論期日>

2016年2月4日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第23回口頭弁論期日が開かれました。

今回は、私たち原告も、被告からも、特に書面の提出はありません。

裁判所から、次回期日は、私たち原告から提案のあった映画「日本と原発4年後」(監督;河合弘之弁護士)の上映(1時間)を行うことになりました。裁判においては、極めて異例のことと思われます。
ご興味のある方、マスコミの方、ぜひ大勢の方にきていただきたいと思います。

<仮処分についての第17回目の進行協議期日>

また、口頭弁論期日の終了後、仮処分についての第17回目の進行協議期日が開かれました。

協議されたのは、争点整理のあり方です。

争点整理というのは、ある程度双方の主張や立証がなされた頃に、裁判所・原告・被告との間で、争いになっているポイント(争点)を抽出します。
そして、それに沿って、原告と被告の主張を整理していくというものです。
得てして裁判が長くなると、原告被告双方の主張立証の量が多くなり、複雑になっているので、それを整理するものです。
この争点整理を行うことで、裁判所にとっても、原告や被告にとっても、行き違いや誤解を減らすことができます。

本日、裁判所は、原告と被告の双方の主張がかみ合うかを心配していました。
裁判所としては、まず原告と被告がそれぞれで争点を整理してみて、それを元に裁判所がさらに整理していきたいという意向を示しました。

そこで、私たち原告としては、争点を整理した一覧表(エクセルなどによる)を作成し、更にフローチャートも作りたいと述べました。

被告は、被告の準備書面(19)でも体系的な話をしたが、それを図示するなど、よりわかりやすいものを出したいとのことでした。

そこで、双方がまずそれぞれの争点整理を出して、裁判所がさらに整理し、その後も必要であれば随時訂正などして、裁判所・原告・被告でブラッシュアップしていくことになりました。

裁判所としては、次回期日までに、双方から争点整理案をもらって、それを元に裁判所としての最初の試案を作りたいとのことでした。

<記者会見>

これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
平成28年2月4日記者会見要旨

いつも取材に来てくださる報道関係の方々、ありがとうございます。

<次回の裁判期日>

・裁判について
次回の裁判は、平成28年5月19日(木)午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の予定>
次々回期日:平成28年7月21日(木) 午前10時30分
その次の期日:平成28年10月11日(火) 午前10時30分←!!曜日ご注意!!

今後とも応援をよろしくお願いいたします。

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