<口頭弁論期日>
2026年1月22日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、口頭弁論期日が開催されました。

期日に先立って、驚くべきニュースが飛び込んで来ました。
中部電力が、浜岡原発について、不正な資料を提出していたというものです。
私たち原告は、「準備書面61」を提出しました。
被告は、「準備書面(55)」を提出しました。
我々の準備書面の内容は、以下の旨です。
今回の不正の発覚であるが、被告には原子力事業者としての適格性が根本的に欠如していることは明白である。
本件訴訟における耐震・津波対策の被告主張はすべて捏造データに基づいたものであり、その有効性は完全に失われている。
中部電力による基準地震動データの意図的な捏造は、原子力規制委員会の審査制度が不正を見抜けないことも露呈させた。
被告会社は、不正発覚後も虚偽の主張を法廷で維持し、規制当局にのみ謝罪する被告の態度は、司法に対する重大な侮辱に他ならない。
自らの不正による審理遅延を理由とした主張修正は許されず、裁判所はこれらを却下すべきである。
南海トラフ巨大地震の脅威が迫る中、裁判所は形式的な門前払いを避け、司法の使命に基づき直ちに運転差し止めを認める判決を下すべきである。
この日の期日では、我々弁護団より、法廷にて裁判所から時間をもらい、今回の報道を受けて、被告の不正行為と司法に対する不誠実な姿勢に対し、以下の旨を述べました。
被告は記者会見で耐震設計の不正を認めたが、法廷ではそれを「疑い」と表現を和らげ、原告にも裁判所にも謝罪の一言もない。
規制委員会等への態度とは対照的で、裁判所を軽視する姿勢は明白である。
安全性を強調しながら重要データを過小報告した事実は、むしろ原発の具体的危険性を裏付けるものと言える。
さらに、自らの不正により再稼働審査に時間を要することを逆手に取り、紛争の成熟性を欠くとして訴えの却下を求める主張は、司法への侮辱に他ならない。
この不誠実かつ挑戦的な訴訟行為に対し、裁判所がいかなる応答を示し司法の尊厳を守るのか、全国民が注視している。
被告からは、以下の話がなされました。
第三者委員会が設置されることとなった。
原子力規制委員会から、中部電力に対し、1月14日、原子炉等規制法に基づく報告徴収命令が出された。詳細な調査を行う命令である。
被告中部電力は、原子力規制委員会、第三者委員会に従う。
裁判所からも、被告に対し、はなはだ遺憾であることが伝えられました。
この後、裁判所と双方代理人による進行協議期日が行われました。
そこでも、裁判所からは、はなはだ遺憾であること、裁判所としても今回の不正を重く受け止めている旨が伝えられました。
<記者会見>

記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
弁護団から、改めて、中部電力の浜岡原発についての不正データについて、批判を述べさせてもらいました。
多くの記者の皆様のご参加をいただきました。
<次回の裁判期日>
次回の裁判は、令和8年3月19日(木) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。
<今後の期日の予定>
・令和8年5月21日(木) 午前10時30分
これ以降は未定です。
今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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