浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
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【2020年2月4日】第40回口頭弁論期日が開催されました

2020 年 8 月 31 日 月曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

【2020年2月4日】第40回口頭弁論期日が開催されました

<本訴の第40回口頭弁論期日>

2020年2月4日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第40回口頭弁論期日が開かれました。

被告は、「原告準備書面43について」という書面を提出しました。

また、被告は、口頭で以下の報告をしました。

◎安全性対策工事の進行状況◎

11月以降 4号機 サプレッションチェンバーを支持するボックスサポートの耐震工事や水素濃度計の設置工事等を行い、静岡市・御前崎市から点検を受けた。
被告ホームページで公表している。
3、5号基は追加して説明することなし。

◎基準適合検査

11月の期日以降、審査会合において、地震、地盤、津波の自然現象について検討された。

プレート間の地震動評価について、震源断層の破壊が分岐して、震源断層に電波したケースについて、会合において被告から説明した。
また、震源モデルについてパラメータスタディが指示された。

敷地の地質構造について、4月の審査会合のコメントを踏まえ、H断層の根拠についてデータを整理した。また、活動時期の前後関係等を整理した。
敷地内の断層について、H断層系を代表して考えてよいか、審査続行となった。
H9断層の活動性の評価について、特に異論はなかった。

津波関係について、地震以外の津波については、今回開かれていない。

<本訴の進行協議期日>

本訴の進行協議が行われました。

争点整理表の組みなおし(重複の可能性のある項目の整理など)が検討されました。
原被告間で主張がかみ合っているかどうかの部分についても検討がなされました。

また、被告から提出されるべき書面の進捗状況(敷地直下の活断層など)について、裁判所から被告に対して問いかけがあり、被告からいつ提出ができるかまだわからないなどの説明がありました。

原告から、被告がいつまで経っても出せないことや、主張も変化してきていることに対して、疑問を呈しました。

<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2020年2月4日 記者会見要旨

取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。

<次回の裁判期日>

・裁判について
次回の裁判は、令和2年4月23日(木) 午前10時※時間ご注意!※@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の予定>
次々回期日:令和2年7月7日(火) 午前10時30分
その次の期日:令和2年9月29日(火) 午後3時30分※時間ご注意!午後です※

今後とも応援をよろしくお願いいたします。

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