浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
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【2020年7月7日】第41回口頭弁論期日が開催されました

2020 年 9 月 18 日 金曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

【2020年7月7日】第41回口頭弁論期日が開催されました

<本訴の第41回口頭弁論期日>

2020年7月7日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、本訴の第41回口頭弁論期日が開かれました。

コロナ禍で、本来予定されていた期日が延期され、この日となりました。

また、裁判体が変わったので、弁論の更新がなされました。

今回は、原告被告とも、準備書面の提出はありません。

また、被告は、口頭で以下の報告をしました。

◎安全性対策工事の進行状況◎

コロナの感染防止対策を取りながら、保安業務を行っている。
安全性向上対策工事は、4月以降、必要な人員に限って行った。6月以降は、注意しながら、通常人員で行っている。
2月から6月にかけて、4号機の蓄電池、復水器耐震補強工事、安全パラメータ伝送装置の設置について、静岡県御前崎市からチェックを受けた。
被告のホームページで公開している。

◎原子力規制委員会の審査◎

審査会合において、プレート間地震の地震動に関しては、概ね了承された。
津波、火山活動、海底地すべりについても、概ね評価を受けた。

なお、原告は、被告の宿題である敷地直下の問題については、約一年持ち越しされていることを指摘しました。

<本訴の進行協議期日>

本訴の進行協議が行われました。

被告の反論が、原告準備書面32と防潮堤に対するものが出てないので、予定を問われました。
被告は、敷地内の断層の評価と津波評価を続けており、それが固まったらとなるが、いつとは言えないとのことでした。

裁判所は、被告に対し、訴訟が長くなってるので、準備を促しました。

また、争点整理表について、裁判所として埋めてほしいところを当事者に指摘しました。

<記者会見>
これらの期日終了後、記者会見が裁判所に隣接する弁護士会館で行われました。
記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。
2020年7月7日 記者会見要旨

<次回の裁判期日>

・裁判について
次回の裁判は、令和2年9月29日(火) 午後3時30分※時間ご注意!※@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の予定>
次々回期日:令和2年12月3日(木) 午前10時30分
その次の期日:令和3年2月9日(火) 午前10時30分

今後とも応援をよろしくお願いいたします。

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■傍聴・進行協議期日・記者会見・昼食会について■

傍聴の仕方、進行協議期日、記者会見、昼食会のご案内については、こちらをご覧ください。