浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
弁護団を応援したいという気持ちを持って下さった方は、ぜひ「サポーター」として協力をお願いいたします。(サポーターの説明はこちら
裁判の日程や報告は、「裁判の予定と報告」からご覧下さい。

【2025年1月28日】口頭弁論期日が開催されました

2025 年 9 月 7 日 日曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

【2025年1月28日】口頭弁論期日が開催されました

<口頭弁論期日>

2025年1月28日午前10時30分から、静岡地方裁判所201号法廷にて、口頭弁論期日が開催されました。

「準備書面58」を提出しました。

◎原告「準備書面58」の口頭説明◎

被告は、行政上の審査があたかも司法における差し止め請求に優先するかのような主張をするが、三権分立から、行政に司法は拘束されない。

建屋の直下に活断層があることについて、被告は5年間にわたって規制委員会の審査を優先させ、司法を軽視した。裁判所も容認していた。

原子力規制委員会が専門的な見地から審査を行うこと自体を否定するものではないが、それとは別に、安全性について中立公正で独立性があり、かつ対立構造にある当事者間の主張立証で行われる司法権の対象とすべきことは当然である。


被告は、「準備書面(45)」及び「準備書面(46)」を提出しました。

◎被告は、「準備書面(45)」について、口頭説明を行いました◎

今般、基準津波について、最大海抜25.2mと策定した。詳細な調査に基づき、最新の知見も踏まえ、津波評価をした。敷地への影響についても、新規制基準を踏まえた。
昨年11月の審査会合において、概ね妥当な検討がなされたと評価された。
防波壁について、28mにかさ上げし、一層堅牢な構造となるよう設計方針を変更することとしている。


また、被告から、以下の現状報告がなされました。


◎安全性対策工事の進行状況◎

1月、溢水対策について、県と御前崎市から点検を受けた。

◎原子力規制委員会の適合性の審査状況◎

基準地震動と基準津波は策定した。
他の原子炉の審査の実績を踏まえて、審査項目について順次説明をしていく


裁判官から被告に対し、工事工程表について、現時点での見通しを出してもらえればとの話などがありました。

また、裁判所からは、被告が過去の主張と異なる主張をしている部分については、訴訟全体から被告の従前の主張が間違っていたというのが出ているということになると思うとのことでした。

また、原告からは、取水口ももたないのではという話もしました。




<記者会見>




記者会見の要旨につきましては、こちらをご覧ください。

2025年1月28日 記者会見要旨

取材にいらっしゃっていただいた記者の皆様、ありがとうございました。



<次回の裁判期日>

次回の裁判は、令和7年3月18日(火) 午前10時30分@静岡地方裁判所 と指定されています。

<今後の期日の予定>
次 回:令和7年5月15日(木) 午前10時30分
次々回:令和7年7月17日(木) 午前10時30分



今後とも応援をよろしくお願いいたします。

————————————————————————————–
■傍聴・進行協議期日・記者会見・昼食会について■

傍聴の仕方、進行協議期日、記者会見、昼食会のご案内については、こちらをご覧ください。