浜岡原子力発電所運転終了・廃止等請求訴訟弁護団より ~ご挨拶~

私たちは中部電力を被告とする浜岡原発の運転終了・原子炉の廃止等を求める裁判の弁護団です。静岡県弁護士会に所属する弁護士有志119名、愛知県弁護士会に所属する弁護士有志126名、他の弁護士会に所属する弁護士32名の合計277名(2012年12月11日現在)で構成されています。
弁護団を応援したいという気持ちを持って下さった方は、ぜひ「サポーター」として協力をお願いいたします。(サポーターの説明はこちら
裁判の日程や報告は、「裁判の予定と報告」からご覧下さい。

‘イベントのお知らせ’ カテゴリーのアーカイブ

【2011年10月30日】浜岡原発を考える講演会(第2回)を開催しました

2011 年 11 月 7 日 月曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

2011年10月30日(日)午後1時30分から、浜松科学館において、「浜岡原発を考える講演会(第2回)放射線の人体への影響~多数の被ばく者を診てきた医師の話を聞いてみませんか~」を開催しました。あいにくの雨の中、たくさんの方がお越しになり、講演に熱心に耳を傾けました。

冒頭の団長挨拶の後、1978年から30年以上にわたり原爆被ばく者の診察等をしてきた医師の聞間元さんによる講演がはじまりました。

講演は、「放射線」には「自然放射線」と「人工放射線」の2種があること、人類は数十万年をかけて「自然放射線」には順応してきたが、人類が「人工放射線」を作りだしてからまだ70年程しか経っていないこと、このような「人工放射線」と人類が共存などできるのだろうかという問いかけからはじまりました。そして、放射線の恐ろしさは、強いエネルギーで生物の細胞のDNAを切断する点にあるとのお話しや、放射能を消すことができない(「除染」ではなく「移染」しかできない)とのお話しがありました。

また、本日の講演のメインテーマである「放射線の人体への影響」については、広島・長崎の原爆被ばく者のガン発生数、白血病発生数、染色体異常発生数、重度精神遅滞児の発生数のグラフに「線量反応曲線」、つまり、浴びた放射線の量に比例して病気の発生数が増える直線的な関係があることが紹介され、「しきい値のない直線比例的仮説」の関係が成立しているとのお話しがありました。

さらに、子どもほど放射線の影響を受けやすいことや、低線量被ばくによる晩発性障害、預託線量の考え方などについても詳しく説明がされました。

最後に、57年前のビキニ環礁事件当時、素粒子物理学者の中村誠太郎氏が「科学者の良心」と題する論文で、「放射能症の的確な治療法がない現在では、核分裂を利用する原子力発電は、放射能の灰の処理が完全になるまでは、日本のような狭い国では工業技術として認めるわけにはいかないであろう。」と述べていたと紹介があり、まさにこれが、いま原発が日本でだめな理由であるが、そのことに気がつくのが遅かった、とのお話しがありました。

講演後は質疑応答、弁護団の活動報告を行い、閉会しました。

参加者の方からは、「具体的に被爆の怖さがわかった」「先生のお話がとてもわかりやすくためになった」「建前、形式論でなく、実質内容が中心でよかった」等の声をいただきました。

講演のさらに詳しい内容を知りたい方は、こちらからご覧下さい。

弁護団では「浜岡原発を考える講演会(第3回)」も企画中です。企画は随時このホームページでお知らせしますので、ぜひお越しください。

【予定】10月30日(日)浜岡原発を考える講演会(第2回)を開催します

2011 年 10 月 3 日 月曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

浜岡原発を考える講演会(第2回)を開催します。
入場無料、事前予約不要です。ぜひお立ち寄りください。

「放射線の人体への影響~多数の被ばく者を診てきた医師の話を聞いてみませんか~」

日時  2011年10月30日(日)13時30分~15時30分(開場13時00分)
場所  浜松科学館1階大ホール
     JR浜松駅南口から東へ徒歩7分
     浜松市中区北寺島町256番地の3  電話053-454-0178(代) 
講師  医師 聞間元(ききま・はじめ)
     1972年信州大学医学部卒業
     1978年から原爆被爆者の健診と医療にかかわり、その後も
     放射線が人体へ及ぼす影響の調査、研究、臨床に30年以上関わる。
     現在、浜北医療生協・きたはま診療所所長
     静岡県保険医協会理事長
内容  長年被ばく者を診てきた医師に、
     放射線が人体に及ぼす影響についてお話しいただきます。
主催  浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団
その他  入場無料、事前予約不要(どなたでもお気軽にお越しください。)

今、福島第一原発の事故のために、周辺に住む多くの人々が自宅に帰ることができません。また、原発から50キロ以上離れているにもかかわらず、子どもや家族の健康を心配しながら暮らしている人々が大勢います。その理由は、原発から放出された目に見えない大量の放射能があるからです。では、放射線はどのように人体に影響するのでしょうか。医療で使われる放射線と原発から出てきた放射性物質とはどんな違いがあるでしょうか。この点を分かりやすくお話しします。(講師より)

チラシはこちら

【2011年8月7日】浜岡原発を考える講演会(第1回)を開催しました

2011 年 8 月 8 日 月曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

2010年8月7日(日)午後1時30分から、静岡音楽館AOIにて、「浜岡原発を考える講演会(第1回)フクシマの報道されない真実~福島第一原発事故がもたらした悲劇~」を開催しました。一言で報告しますと、福島の事故及び浜岡原発に対する静岡県民の関心の高さを、あらためて肌に感じることのできた会でした。200名に迫る多くの方が参加され、用意した席が足りず椅子を追加で並べる盛況ぶりでした。

基調講演では、まず、福島県いわき市の渡辺淑彦弁護士から、原発の地元自治体が事故前から抱えていた構造的な問題,事故後の地元産業の被害,個人的な生活の変化、地元の弁護士に届く原発被災者の声などが紹介されました(詳しくは当日配布のレジュメ資料をご参照下さい。)。

続いて、福島県郡山市の渡邊純弁護士から、子どもを抱える親として直面した苦悩を中心とした報告と、原発事故は公害問題であり、人災であり、安心して住み続けられる福島を取り戻すために国と東電が責任を持つべきだというお話がありました(詳しくは当日配布のレジュメをご参照下さい。)。

また、本日の講演会には、静岡県下の首長、県会議員、市議会議員のみなさまにご来賓としてお越しいただき、8名の方にご挨拶をいただきました。どなたからも、浜岡原発は絶対に容認できないという強いお言葉をいただきました。

さらに、当弁護団の青山雅幸事務局長から浜岡原発を危険であると考える理由の報告がありました。冒頭、政府や東電が福島第一原発の事故原因の究明を尽くさず、ごまかそうとするのであれば、それは、先日発生した中国の高速鉄道事故で中国政府が事故車両を土に埋めようとしたことと同等のことで、許されざる事態であると厳しく批判をしました。

当弁護団の葦名ゆき弁護士がコーディネーターをつとめたパネルディスカッションでは、パネラーの渡邊純弁護士から、仮に金銭的な賠償がなされたとしても、原発の近隣の人々の多くは第一次産業(農業、漁業、畜産業など)に就いており、金をやるから別の土地で再出発をしろといわれてもできないという切実な声が報告されました。また、原発被災者は、放射性物質は目に見えないためとても怖いけれど、自宅に戻りたい、しかしやはり怖いというジレンマにおちっているとの報告もありました。
渡辺淑彦弁護士からは、心から愛していた美しいふるさとの土地が汚されて、なんと表現してよいか分からないぐらいに悔しいという発言がありました。今回の事故は、国策で、経済的に弱い地域に原発が建設された結果なのであるから、国は何年かかっても、責任を持って福島にもとの環境を取り戻すべきだ。どうせ20キロ圏内には立ち入ることができないのだから、放射性廃棄物を福島県に埋めようなどという議論が出ていると聞くが、驚愕しているし、冗談じゃないという思いである。良い環境に住み続けることがすべての前提であり、それが原発事故によって覆されたことが非常に悔しいという発言もありました。

その後、原告3名が登壇し、原告となった理由、思いなどをお話しました。 (さらに…)

【予定】2011年8月7日(日)浜岡原発を考える講演会を開催します

2011 年 7 月 13 日 水曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

浜岡原発を考える講演会を開催します。
入場無料、事前予約不要です。ぜひお立ち寄り下さい。

 「フクシマの報道されない真実~福島第一原発事故がもたらした悲劇~」
 日時 8月7日(日)13時30分~(開場13時)
 場所 静岡音楽館AOI(JR静岡駅北口徒歩2分、静岡中央郵便局の上)
     7階講堂
 講師 渡辺淑彦弁護士(福島県いわき市)、渡邊純弁護士(福島県郡山市)
 内容 市民救済に尽力中の福島県の弁護士を講師に迎え、
     福島第一原発の被害状況をお話しいただきます。
 主催 浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

終息しない原発事故、子を抱える親の苦悩、故郷と家族の間で揺れる県外待避者、賠償の空白、地域に人がいなければ、来なければどんな産業も成り立たないという現実、地域社会の崩壊・・・自身も被災しながら市民の救済に尽力する福島県の弁護士に、静岡で十分に報道されているとはいえない原発被害の実態をお話いただきます。福島の「今」は私たちの「未来」かもしれません。故郷が放射能に汚染されるとはどういうことなのか。フクシマを、浜岡を、共に考えてみませんか。

チラシはこちら

【2011年6月11日】原告公募説明会を行いました。

2011 年 6 月 30 日 木曜日 投稿者:浜岡原発運転終了・廃止等請求訴訟弁護団

震災から3ヶ月目にあたる2011年6月11日、榛原文化センター(静岡県牧之原市静波)にて原告公募説明会を行いました。この説明会にはマスコミ報道で説明会が行われることを知った約30人の市民の方々が参加されました。

説明会では、静岡県弁護士会元会長である弁護団長の鈴木敏弘弁護士の挨拶に引き続き、事務局長の青山雅幸弁護士から、浜岡原発の危険性(浜岡原発が東海地震による揺れや津波に耐えうる構造になっていないこと、元々は河川であったところに建設されており地震が来れば液状化する可能性が高いことなど)や、浜岡原発を止めたとしても他のエネルギーによって十分に電力がまかなえることなどについて、約30分説明が行われました。

その後、参加者からの質疑応答、参加者への個別面談が行われました。

質疑応答では、市民運動を弁護団に引っ張ってもらいたいといったご意見や、行政訴訟も是非やってもらいたいといったご意見などをいただきました。また、お茶農家や漁業関係者の方からは、浜岡で原発事故が発生したら生活が出来なくなる、という不安の声も聞かせていただきました。

この説明会により、これまで弁護団と全く面識のない市民の方々に原告になっていただくことができましたし、皆さまの不安な気持ちや弁護団に対して期待する生の声を直接聞かせていただくことができ、大変有意義なものとなりました。

私たち弁護団は、今後も皆さまの声に真摯に耳を傾け、訴訟を中心としつつも出来うる限りの行動をしていきたいと考えています。

今後とも当弁護団の活動にご協力をお願いいたします。

※説明会の様子はマキノハラTV(USTREAM動画配信サービス)で
  配信されました。

■URL:http://www.ustream.tv/recorded/15302866